Perspectives 10 years after STAP cells: the culture of science, misconduct, & hopes for progressBy Professor Paul Knoepfler, Ph.D.
(自動翻訳)
STAP細胞から10年後の展望: 科学文化、不正行為、進歩への希望
Paul Knoepfler教授
私は論文が発表された日に、ここ The Niche で論文ジャーナルクラブのスタイルをレビューしました。 その時はすでに半信半疑でした。 それから数週間のうちに、私は論文が間違っているだけでなく、不正行為があった可能性があるとますます確信しました。 STAP細胞のアイデア全体がまったく合わなかった。
最終的に論文は撤回され、これは幹細胞分野と生物学全般にとって一時的とはいえひどい状況となった。
科学者の立場からご覧になると、『STAP事件』は、「研究不正の事件」になるようだ。
アナキストの私が見ると、『STAP事件』は、「『理研』の権威を利用した関連ベンチャー株の売り抜け事件」である。
私は、小保方氏や笹井氏が「自分の行為が研究不正であることを知らなかった」ということはありえないと思うが、同時に、小保方氏と笹井氏などの「『理研』チーム」が「単独で不正を思いついて実行した」、ということも、またありえないと思う。なぜなら、『理研』は、「あからさまな不正」をしなくても権威付けにも金にも困らない「衛星企業(=日本政府のお墨付きを得ている特別な企業)のひとつ」だからである。
私は、『STAP事件』には、「黒幕」がいたと思う。
笹井氏が研究不正に手を染めざるをえなかったのも、自殺(かどうかはわからないが)せざるをえなかったのも、笹井氏がこの「黒幕」に抗えなかったせいだろうと私は考えている。笹井氏はそれまで研究不正とは無縁でおられたから、笹井氏が『STAP研究』に関与するにあたっては、個人的な信条を曲げたと考えられる。つまり、「黒幕」が笹井氏に突きつけた条件は、笹井氏の個人的な何かではなく、笹井氏の「『理研』という組織を率いる」という「立場」につけ込んだもの(笹井氏が立場上抗うことのできなかったもの)であったに違いないと思う。
そして、小保方氏は、笹井氏からも誰からも「黒幕」の存在は知らされていなかっただろうと思う。小保方氏がご存知であれば、「不正を実行する(させられる)のは自分なのに」、「話がデカすぎて」、怖がって逃げてしまわれたに違いないからだ。小保方氏がご存知だった(知らされた)のは、「国家レベルの研究所では、研究不正はわりと一般的に行われていることだ。なにしろ国家レベルの研究所の研究者は、国際競争の最前線プレイヤーだから、論文を数打たないといけない。質より量なのだ。日の丸を背負って走り抜けるのだ。まず挨拶がてら顔を出しておく。次に本当にいい論文を出す」というくらいだったのではないかと思う(つまり、小保方氏に「非常に悪いことをしている」という意識はなかったのかもしれないと思う)。
実際、海外の科学者の意見を拝見する限り、『理研』チームの「研究不正」の程度は「軽かった」ようだと思う。科学者であれば、『理研』チームの研究不正は比較的簡単に見破れて、かつまた「絵空事である。SFだったら、楽しいよね」というようなレベルの不正だったようだからだ。もちろん、画像をでっちあげたことや、不正なのに査読を通ってしまったことなどは、真面目に研究している科学者には「ゆるしがたい」ことであろうが(私が真面目に研究している研究者であれば、まずゆるさないと思う)、科学業界的には、『理研』チームのSTAP研究が査読を通ったところで、STAP研究が「以後権威として君臨する」というようなことはなかったように見受けられる。
研究不正事件としてみれば『STAP事件』の悪の程度は軽かったのかもしれないが、この研究不正によって、関連ベンチャー株は高騰し、関係者は売り抜けに成功したのであった。この事実を見ると、「割烹着理系女子」という小保方氏の「売り出し」は、小保方氏個人を売り出すためではなく、『理研』の名前を出すためであったと思われる。つまり、『理研』の名前は、関連ベンチャー企業の「ベンチャー価値」(信用)の裏書き人として利用されたに違いないのだ。
このことから、私は、『STAP事件』は、「関連ベンチャー株が高騰し、関係者が売り抜けに成功する」というゴールが先に設定されていて、そこから逆算して作られた不正であったのではないかと思うのだ。
しかも、この不正は、「関連ベンチャー株が高騰し、関係者が売り抜けに成功する」ということがゴールになってはいるが、「純粋な金の話」であったとは思えない。なぜなら、笹井氏のご経歴から考える限り、それが「純粋な金の話」であれば、笹井氏は、「黒幕からの誘い」を断っておられた可能性が高いと思うからだ。
最初に述べたように、私は、「黒幕」は、笹井氏を動かすにあたって、『理研』の「衛星企業としての立場」を人質に取ったのだと思う。そして、『理研』の名前を梃子に、ベンチャー株の株価を釣り上げたのだと考えている。ベンチャー株の高騰は、『理研』の名前がなければありえない話であった。小保方氏に割烹着を着せてメディアに露出させたのち、他の研究者らから「追試できなかったよ」と研究を否定されるまでの短い期間で完全に売り抜ける。金を得るというだけではなく、おそらく「日本のベンチャー市場を盛り上げるため」、である。笹井氏を殺し、小保方氏の研究者人生を踏みにじってまで、日本のベンチャー市場を盛り上げる必要があった人物は、一体どこの誰なのか。
そのようなことができる人物は、実に限られると思うが、いかがだろうか。