フジテレビの複数の男性社員が示し合わせて、女性アナウンサーを、「人気男性タレントのセックス相手になるように」お膳立てしたそうだ。女性アナウンサー側から複数の証言が出てきており、その事実に間違いなさそうだ。
人権侵害事件である。
ただの「人権侵害事件」ではなく、これは「
ギャングによる性奴隷事件」である。日テレさんがCIA工作員組織なら、フジテレビさんはギャングであるということになりそうだ。良心のない輩が金や出世のために示し合わせて「なにも知らない人を組織的にハメ殺そうとした」点は、『
袴田さん冤罪事件』とよく似ている。そういう意味では、「
日本型犯罪」といってもよさそうである。
この点について、"『X』で、医師を名乗る匿名の人物が、「女性を献上すること自体には問題がない。それで結婚に至ることもあるからだ」という意見を述べているが、あなたはこの意見をどう思うか"という意見が届いていたのだが、まず申し上げたいのは、
「私はその人物をフォローしていません」ということである。
その上で申し上げるが、「女性を献上すること自体には問題がない。それで結婚に至ることもあるからだ」という意見は、
不見識な、「トンデモな意見」である。
「女性を献上する」ことは人権侵害である。結婚に至った場合は、その結婚は法律的にも心情的にも「取り消し」「無効」対象になる「お粗末な結婚」であり、人権侵害を帳消しにするような内容を持たない。
「人権侵害」は、「人権侵害」なのである。人権侵害は、被害者やその家族親族を永遠に痛めつづける、「現在進行形の犯罪」なのである。人権侵害は、事後的に「結婚」だの「慰謝料」だので「帳消しになる」ということはない。「人権侵害+騙し」「人権侵害+ハメる」というのは、
ギャングのやることである。市民社会にはあってはならないことだ。
女優さんやモデルさんやアナウンサーや水商売の女性について、男性のなかには、「あんな職業についているのだからセックス要員だ」「美人だのナイスバディだのいうことで食えると思うな」という意見を述べる人々がいるが、こうした女性たちは「美貌を生かして、セックス産業ではない、別の業務を担当する職務」に就いているつもりでいるので、明らかに「セックス要員」ではない。一部の水商売については、多額の報酬と引換に多少の人権侵害については黙るという契約があると考えられるが、水商売の女性にその「多額の報酬」が全額もれなく入らない場合は、やはり人権侵害が成立しうる。「多額の報酬と引換に多少の人権侵害については黙る」という契約において、女性の雇用主はすでに「客寄せ」という点で利益を得ているので、この契約について自分の従業員またはその客に具体的な金銭を要求できる立場にはないのである。ここで雇用主が女性従業員の収入から「ピンハネ」する行為は、「パワハラ」系の「ギャング型犯罪」である。