『X』で政府広報を見た。「日本人の底力」なるもので「経済力をアップ」するのだという。
私にはひたすら疑問しか湧かない。「日本人の底力」って、一体何だろう?
西太后時代の中国については、世界中の人々が「中国人の底力」を信じていた。中国の「発明の歴史」をみなが知っていたからだ。
日本に中国の「発明の歴史」に匹敵する何があるというのだろう?
日本人に底力などない。「日本は西側の一角を占めている」とみなされうる知性すらない。日本にはJohnny Vedmore氏(英)やEdward Snowden氏(米)やWhitney Webb氏(米)やJulian Assange氏(豪)のような「世界的に知られたジャーナリスト」もいないし、Arnaud Bertrand氏(仏)のような世界中を説得できるような「インテリな著名起業家」もいない。
現在の「日本政府」が「今すぐに」実行できる「底力があることを世界中に説得できる知性ある行動」とは何か考えてみた。
(1)アサヒGHDのサイバー攻撃について。日本政府が今まで補助金を与えた「日本でもとびきり優秀なIT系事業者」を「全員集合」させて解決させる(そもそも日本人は自分たちの税金でどれだけ優秀なIT事業者を育ててやったのか知らないのだから、リストを公表するところから実施せねばなるまい)。解決できなければ今後も日本企業は同様の被害に遭いつづけるだろう。日本政府がお墨付きを与えた事業者で解決してみせ、世界中に「西側とロシアと中国とインドとイランもびっくり」な高い技術力を宣伝する。
(2)大川原化工機事件について。冤罪事件を惹き起こした側の人間は大から小まで全員まるっと集めてちゃんとムショに入れる。被害者たちに国賠とは別に「調査費用」を与えて国連の人権委員会に加害実態調査を依頼せしめる。
(3)袴田さんをはじめとする冤罪事件の被害者や、その他国策の被害者に賠償し、関係者を大から小まで全員まるっと集めてちゃんとムショに入れる。被害者たちに国賠とは別に「調査費用」を与えて国連の人権委員会に加害実態調査を依頼せしめる。
この3つなら今日すぐに着手できるぞ。一切外部を巻き込む必要がないからである。
【編集履歴】
Nov 30, 2025 15:26 「はじめとるする」→「はじめとする」