【前提】
まず、表題の「袴田さん冤罪事件」のことをご存知ないかたは、私が「袴田さん冤罪事件」について書いた記事『
袴田さん冤罪事件、あるいは大量叙勲事件について。あるいは「権威について その3」。』をごらんください。
以下の文章は、上記記事をごらんいただいたのちにごらんください。そうしますと、「私の言わんとしていること」をご理解いただきやすくなると思います。
【以下本文】
私は、このサイトの別のスレッドで齋藤兵庫県知事の事件について書いているとき、『X』において折田楓氏のことを「キラキラ系女社長」と呼ぶ人々を批判し、”こうした言いっぷりは、すべての「まともな見解」の説得力を失わせる。”と書きました(
https://mesh2.net/channel/rainbowlinkinc?mid=https://mesh2.net/item/6569c908-e063-4615-ab04-719918e98d1b)。(当該コメント欄は、アコーディオンを開き、左側にグリーンのラインで強調されているコメント欄になります)。当然のことながら、私は、フランクフルトを食べる女性の写真にフェラチオを想起させるキャプションを付ける行為に至っては、それだけで「悪意認定」「違法行為認定」します。
しかし、私は、『エコーニュース』の江藤貴紀氏を「ストーカー」と呼ぶことは、真実を歪める行為であると考えます。
私は、ここ数年『X』では海外ネタ(WEF関係)を追っていたため、日本の政治ネタや政治系アカウントについてはすっかり疎くなっており、『エコーニュース』の江藤貴紀氏がジャーナリズム活動を再開されていたとは存じませんでしたし、『一般社団法人Colabo』に至ってはまったく聞いたことも(見たことも)なかったので、"「音無ほむら」名乗る男性"なる男性が江藤貴紀氏であるということに気づかなければ、「また『X』のしょーもないミソジニー事件か。よほど女性起業家が気に入らないのだな」と思って、通り過ぎてしまったと思います。
『エコーニュース』の江藤貴紀氏のことを、私は、10年くらい前に、『X』(当時は『Twitter』)の友達のアカウントを通して知りました。そして、(面識もないし、言葉を交わしたこともありませんが、江藤氏の書いた文章を見て)、江藤貴紀氏のことを「ジャーナリスト」だと認めるに至りました。江藤氏は、私が「日本のジャーナリスト」だと認めるごく少ない人物のひとりです。
私の記憶では、『Twitter』や『エコーニュース』の書き手としての江藤貴紀氏は非常に賢く、礼儀正しい人物だったため、私は、氏が、ご自分の調査対象について、「フェラチオを想起させるキャプションを付ける」などという行為をするとは、信じられませんでした。この件について書かれた記事(
『Colaboに対して「大量脱税」などと投稿 「音無ほむら」名乗る男性に合計385万円の支払命令』
(小川たまかライター 9/24(火) 13:39)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fed04850521844b804e66576d0954ed08f48f6b9)を見ても、私の環境では、どうやっても(プロキシを使っても)、江藤氏が投稿したという証拠の画像が表示されず、確認することができないのです。
そこで、私は、『エコーニュース』を見にいくことにしました。このときは、江藤氏がジャーナリズム活動を再開されたとは知らなかったので、半信半疑みたいな気持ちでした。
そして、江藤氏がジャーナリズム活動を再開されたと認識し、江藤氏の『一般社団法人Colabo』についての記事を読み始めたのですが、私は、江藤氏の記事により、『一般社団法人Colabo』というのが、「政治がらみの仕事をしている営利企業ではない法人」であることを知りました。しかも、江藤氏が、相変わらず頭のよさを感じさせる文章で、まともに取材分析しておられるので、私はすっかり頭を抱えてしまいました。つまり、「ストーカー」よばわりされるような問題は、『エコーニュース』を見る限り、皆無なのです。
むしろ、江藤氏を「ストーカー」よばわりするのは、言論弾圧なのではないかという思いが拭いきれなくなりました。
江藤氏は、「機関の問題」を追っておられるのです。私と「興味の持ち方」がよく似ているのです... 私が出版社を経営していたら、調査範囲が重なるので、私は彼と知り合いになっていたと思います。江藤氏はとても賢いので、私が出版社を起業していて、江藤氏に「一緒にやろうよ」と声をかけたとしてもきっと断られると思いますが(私が江藤氏なら、「ねーさんのやりたいことはたぶん自分は人よりは理解できるとは思うけど、ねーさん、決定的に腰が引けてるから... 俺はひとりでやれるところまでやるよ」と言って断るでしょうが...トホホ)、私には、「彼の調査に違和感がない」のです。
6月に行われた本人尋問で江藤氏は、自身の代理人弁護士からの主尋問で「(大量脱税という見出しの記事は)Colaboが脱税をしたという意味ですか?」と聞かれ、「いえ、そうではありません」「可能性があることを明示したものです」と答え、「これまで(Colaboを)取材したことは?」という質問には「はい、5〜6回問い合わせフォームからメールを送りました。一度も回答はありませんでした」と答えていた。
『
Colaboに対して「大量脱税」などと投稿 「音無ほむら」名乗る男性に合計385万円の支払命令』
(小川たまかライター 9/24(火) 13:39)
ということですが、『エコーニュース』を土台に考える限り、このやりとりには意味がありません。なぜなら、江藤氏の調査分析には、『一般社団法人Colabo』を「直接取材」する必要が特にないからです。江藤氏は、財務状況や取引先情報など、ジャーナリストなら誰でも取得できる情報を取得して、分析しているのです。これは、世界ではごく一般的な調査分析ジャーナリズムの手法です。たとえ江藤氏が『一般社団法人Colabo』に一度も「突撃取材」やら「電凸」やらをしなかったとしても、彼がジャーナリストとして活動していなかったという証拠にはなりません。そう、この質問は、江藤氏が「ジャーナリストである」ということを隠し、「『X』でミソジニー活動をするしょうもない男である」という印象を強めるための質問、ミスリードを狙った質問、もっと言えば「印象操作」であるように私には見えます。
江藤氏とColabo間では、江藤氏が「デマの捏造者」「古参のストーカー」というColabo弁護団の会見での発言を訴えており、こちらの訴訟も継続中。Colabo弁護団は、「デマ捏造者」は別の男性(Colaboに敗訴し控訴中の「暇空茜」氏)を指したものであり、たとえ江藤氏のことであったとしても事実に反しない、「古参のストーカー」については事実であり名誉毀損にも当たらないと主張している。
『
Colaboに対して「大量脱税」などと投稿 「音無ほむら」名乗る男性に合計385万円の支払命令』
(小川たまかライター 9/24(火) 13:39)
いや、「『デマ捏造者』は別の男性を指したもの」であるが、「たとえ江藤氏のことであったとしても事実に反しない」というのは、おかしいです。「デマの捏造者」というのが「別の男性をさしたもの」であれば、それは別の男性だけに「限定」されるべきものです。江藤氏は「デマの捏造者」ではないですね。
私の考えでは、江藤氏のことを「古参のストーカー」と呼ぶのは、明らかに、名誉毀損です。
江藤氏は、『一般社団法人Colabo』が私が経営している会社のような一般営利法人であれば、興味を持たなかったでしょう。江藤氏がミソジニーであれば、すでにミソジニー系男性陣に徹底的に叩かれてきた私のことも、喜んで一緒に叩いたことでしょう(私は彼の「大学の先輩」だから叩きやすいでしょうしね)。しかし、私は、江藤氏から叩かれたことはありません。
江藤氏が「フランクフルトを食べる女性の写真にフェラチオを想起させるキャプションを付ける行為」をしたのが事実であれば(私は確認できていないが、裁判所で事実認定されているので事実であろうと強く推認される。本件が政治案件であることから断定はできない)、それは違法なので、私は、江藤氏には、このたびの名誉毀損と相殺にして、今後はジャーナリストらしくない行為をしないでいただきたいと申し上げたいです。
【編集履歴】
Dec/01,2024 21:07(JST) カテゴリ「袴田さん冤罪事件」「大量叙勲事件」「機関」を追加しました。