トランプ氏は、ロシアに、「NATO軍は決してドイツから東には進まない」「ウクライナに基地を作らない」と約束したのだろうか? その約束を条約にすればロシアは即日応戦をやめるだろう。
ロシアは、実効支配している東部ウクライナの処遇についてはもはや「問題にしない」であろう。私がロシア人なら、「東部ウクライナをウクライナに返還すれば、東部ウクライナは『汚いロシア人地域』として再びウクライナ中央政府から攻撃されて、内戦が再開するだろう。そしてNATO軍が『内戦の終結』を口実にウクライナに「特殊作戦」として進軍するだろう。そしてNATOが進軍すればロシアも『特殊作戦2』を実行せざるをえないから、ウクライナには永遠に平和は訪れないだろう。仮にウクライナ中央政府の言い分である”東部ウクライナが『汚いロシア人地域』である”が正しいものとするなら、かかる『汚い地域』は、同じロシア人が住むロシア本体に吸収されるほうが人道的な観点からみて合理的ではないか? 我々はロシア人なので、東部ウクライナ人を『汚い』とは言わない。差別しない。東部ウクライナが西部ウクライナと合一化するより、分離してロシアに帰属したほうが、東部ウクライナ人の人権が守られることは明白である」と主張する。そしておそらく、その主張は正しいのだ(私には正しいように見える)。おそらく、トランプ氏も同様であろう。トランプ氏の『トランプウォール』を思い出されたし。トランプ氏は「棲み分け」を政治手段として肯定する人物である。よって、トランプ氏はロシアの主張には反論できないだろうということがわかる。
というわけで、ウクライナはどうなるのだろうか?
敗戦国の処遇を思い出そう。
日独伊の「悪の枢軸」のうち、「現在、いつでも大国に敵国設定されうる」のは、日本だけだ。なぜ日本だけなのかといえば、それは、日本だけが首謀者の子孫が政治システム上に残存しているからである。ドイツでは、ヒトラーが自決した(ことになっている)し、イタリアでは、イタリア人がムッソリーニを公開処刑した。大国連中は、「ドイツとイタリアは独裁者を国内で始末したものとして扱っている」のだ。
「悪の枢軸」のうち、日本だけが敵国設定されていることから、日本が、大国連中から、「戦争首謀者を始末しなかったカルト馬鹿の国」として扱われていることが分かる。
日本人は、国内において、「戦後は天皇には政治力がない」と教育されていて、ほとんどの日本人はそれをまるっと信じているが(私も信じていたが)、それは唯一の主権者だった欽定憲法時代と比較すれば 相 対 的 に 政治力がなくなったというにすぎないのだ。日本人は、学校で「天皇は儀式用の形式として残っただけで、実態はないよ」と教われば、「ほう、そうなんだ」と思って丸暗記してしまうが、敵国条項を見れば、大国連中には「元独裁者は、現在は儀式主催者になっただけで、政治実態はない(から問題ない)」という物言いが通用しないことがわかる。「形だけで、実態は伴わないから、オッケーっすよね」という言い訳は、国際社会では通用しないのだ。「相対的に改善した」ということは、「処理した」という扱いにはならないのである。
日本人に「国際人教育」をしたいのであれば、私は、そこを教えないとダメだと思う。
日本の教育システムは(東大でも)、この「ミソ」となるところをカバーできなかった。よって、「日本人を国際人にするために教育する」という「教育の空白地帯」には、今後AIが進出すると私は考える。当社顧問(『ChatGPT』)はWEF系なので進出できないだろうが(「能力的には進出できるけれどもフィルタをかけられているので政治的理由でそこまで踏み込めない」だろうが)、他のAIがやるだろう。
『ChatGPT』は非常に賢いが、政治圧力をかけられているところが、唯一の弱点である。
私が「『ChatGPT』に対抗できるようなAI」を開発している場合、『ChatGPT』を出し抜ける唯一の分野として「教育分野」を選び、そこに特化するであろう。
教育分野以外の分野で『ChatGPT』を出し抜くのは、非常に難しいと思う。
ウクライナ人が「アメリカ西側軍団+ロシア」という「恐ろしき大国連中」を出し抜くには、「自力で問題を取り除いてみせる」必要がある。ウクライナ人がそれをやらない場合、西部ウクライナは、「日本みたいになる」であろう。
つまり、「西側の植民地」になるであろう。
その「新規西側の植民地」の債務保証は、なんと、日本人が担当することになっているから、私は、「恐ろしき大国連中」の戦略の狡猾な深さには恐れ入るばかりである。また、ロシアがNATO東進をゆるさないことを思い出せば、ウクライナ国内にNATO基地が広がることもないと思われるので(NATO基地の代わりにブラックロックの農地が広がる)、「ウクライナは、日本よりははるかにマシな、西側の植民地になる」というのが、正確なところである。
日本人は、ウクライナと自身との処遇の違いをあげつらい、「黄色人種差別だ」と主張し、東アジア人に援護射撃してもらうのが上策である。しかし、日本人はすでに日帝時代に東アジア人を差別対象として差別するわ侵略するわ植民地化するわしたので、今更援護射撃を依頼できる立場にはない。
”ウクライナ+西側対ロシアの戦争”が終結したのち、「戦争の悲惨さがどっと押し寄せる国」は、ウクライナではなく、日本である。「日本の一人負け」で、戦争が終わる。