日本では、「景気は気から」といい、白昼堂々、年配経営者が、若年経営者に向かって、「嘘でもいいから、『景気がいい』と言え」などと言う。また、日本では日本市場の実体景気の動向を探る方法として「日銀短観(日銀指数)」というものがあるのだが、これが何かというと、「日本銀行が企業に景気がいいか悪いかを尋ねて、企業からの回答を集計したアンケート結果」である。
私は、もっと客観的に実体景気をみる方法があると思う。
そうだよ、「物流会社の動向」である。
物流会社の数が増えたり、既存の物流会社の支店が増えたりしていれば、物が動いているということだから「景気がいい」と言える。
逆に、既存の物流会社が倒産したり会社を畳んでいたり、支店を潰して入れば、「景気が悪い」と言える。
まず物が動き、次に人が動く。