私はアナキストだが、「石油や天然ガスや鉱物などの地下資源を持つ国」(=「持てる国」)には政府があってもよいと思うようになった。なぜなら、現在の地球では、「持てる国」は、例外なく、「石油や天然ガスや鉱物などの地下資源を持たない国」(=「持たざる国」)に侵略されているからである。
持てる国の政府: 「持たざる国」からの侵略を阻止するために存在する。「持たざる国」から侵略されない限り、国民から税金を取らないばかりか、無料の医療や教育制度を提供する。
持たざる国の政府: 「持てる国」を侵略し、戦争行為や戦争を口実に国際送金を行ってマネーロンダリングして私服を肥やす「特権階級」のために存在する。庶民から税金を取り、庶民が反乱を起こさないように監視する。
「持たざる国」の庶民は、「持たざる政府」のプロパガンダ(=庶民から金をむしり取るための詐欺言葉)に洗脳されて、「『持てる国』の庶民は、独裁者に苛められている」と勘違いしている。そして、「独裁者に苛められている『人権を持たない、圧制に苦しむ庶民』を自分たちが救ってやるのだ」と思い込んでいるわけだが、「持たざる国」の庶民こそ、「圧制に苦しむ不自由な民」なのである。「持たざる国」の庶民は、「国家事業」という名の「特権階級が私服を肥やすための事業」の軍資金を作ってやるためだけに存在している。
「持たざる国」の「特権階級」は国際交流して「特権階級ボーイズクラブ」を作っている。「特権クラブ」は、庶民が「いいことしてる」と勘違いして大喜びで金を支払う方法や、「支払わないと不利益を被るかも」と怯えるような方法を常々皆で考え、それぞれの政府に「国家事業」として実行するように指示をしている。庶民の頭数が増えすぎると自分たちへの反抗が容易になると考え、「国家」機関を利用して、露骨に庶民を「間引く」ことまでする。
彼らにとって、庶民は、「ギリギリの数で、生かさず殺さずの状態に留め置きたい」存在である。よって、「持たざる国」の庶民の幸福追求権は、永遠に「絵に書いた餅」なのである。
「『持たざる国』の庶民」は、「特権クラブ」の手先どもが「マイノリティの権利を守ろう」と声を上げて活動している樣を見せるだけで、「人類の成長だ」「人類は少しずつ前進している」と喜ぶような安い頭なので、統治は楽勝である。