「元衆院議員で弁護士の青山雅幸氏」と「医師でミステリー作家の知念実希人氏」は、「covid-19ワクチン」に対するスタンスの違いでもめたようだが、メインストリームメディアの報道記事では「covid-19ワクチン」が具体的に何であったのかが伏せられていた。そこで、私は、おふたりの「諍いの種」であった「covid-19ワクチン」が不活性化ワクチンなのかmRNA薬剤なのかを調べることにした。すると、「元衆院議員で弁護士の青山雅幸氏」と「医師でミステリー作家の知念実希人氏」の訴訟が、政治案件であるようだということがわかってきた。
以下、詳述しよう。
私は、
『X(TwitterJapan)』ユーザーだが、「元衆院議員で弁護士の青山雅幸氏」と「医師でミステリー作家の知念実希人氏」の訴訟については知らなかった。そもそも「元衆院議員で弁護士の青山雅幸氏」のお名前も存じ上げなかったし、「医師でミステリー作家の知念実希人氏」のお名前も存じ上げなかった。Twitterを利用して10年くらい経つが、おふたりのお名前は私の『X』のアカウント周りでは一度も見たことがなかったのである。
「元衆院議員で弁護士の青山雅幸氏」と「医師でミステリー作家の知念実希人氏」の訴訟の情報は、私には、最初、
News · Trending
作家の知念実希人氏
Trending with ツイッター投稿, 賠償命令
という「Twitterトレンド情報」として入ってきたのであった。
この記事を読んでいただけば、私がこの件に興味を持ったいきさつをお分かりいただけるだろう。私は、訴訟そのものではなく、「いつもの『X(TwitterJapan)』の『不当運営』」の「証拠」をまたひとつ見つけたと思って、興味を持ったのである。
より突っ込んで話せば、私がトレンドをクリックしても、Twitter検索しても、まったく上記訴訟に関連するツイートや報道記事を見つけられなかったことから、私は、『X(TwitterJapan)』が当該訴訟の存在を隠しているようだと思ったのである。はっきり言えば、私は、こう考えたのである: 「敗訴した人物は、作家だということだから、『X(TwitterJapan)』の運営者である株式会社電通と取引関係のある政党(自民党)系の論客(=「自民党ヨイショ誌」に寄稿している人)に違いない。そして、私が『X(TwitterJapan)』でこの訴訟の情報をまったく見つけることができないのは、自民党さんが、自民党さんのネットサポーターを動員して、自民党さんの衛星論客が敗訴した事実を隠そうとしているからに違いない」
このときすでに、私の頭の中では、「敗訴した作家=自民党系論壇の論客」との仮説が強固なものになっていた。
すぐに仮説を確かめたかったが、いろいろ仕事などが忙しく、
半日ほど前にようやくネット検索して記事を探し出した。すると、「敗訴した作家」が、「自民党系の論客」ではなかったことがわかった。「敗訴した作家」は、私の予想に反し、「エンタメ系(ミステリー作家)」だったのである。このとき私が読んだメインストリームメディアの裁判のあらましと結果とを伝える報道記事は、裁判記事にしては重要な項目が抜けていて、役に立たなかった。「医師兼作家」と「元国会議員にして弁護士」の『X(TwitterJapan)』上のバトルの原因がcovid-19の「ワクチン」であることはわかったが、その「ワクチン」が具体的に何であったのかの言及がなく、「肝心な点」がわからなかったのである。ここで、私は、ようやく「裁判そのもの」に興味を持つに至った。
そこで、まず、問題の「ワクチン」が何であったのかを調べることにした。そもそも「元衆院議員で弁護士の青山雅幸氏」と「医師でミステリー作家の知念実希人氏」のTwitterでの諍いの発端は、
(1)日本政府が、covid-19のワクチンの接種と不妊との関連性を否定するような見解を表明した。(
https://mesh2.net/display/?mid=https://mesh2.net/item/73e5b589-ba90-4e90-8534-08083a590083
)。
ことにあるので、(1)を調べれば、「ワクチン」が何を指すのかが明らかになると思った。で、調べたところ、
『X(TwitterJapan)』の青山雅幸氏のアカウントから、「日本政府の見解」が何であったのかが判明した。
河野太郎ワクチン大臣の「ワクチンで不妊になるというのはデマ」という発言
source:
https://twitter.com/my_fc1/status/1782647478749429845「河野太郎ワクチン大臣」というのは、河野太郎氏を揶揄する言葉ではない。日本政府の国務大臣職として、「ワクチン接種推進担当大臣」なる職が存在するのである。
参考:
河野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年1月19日
source:
https://www.cao.go.jp/minister/2009_t_kono/kaiken/20210119kaiken.html河野太郎氏が「ワクチン接種推進担当大臣」なる職に在籍していた当時の「ワクチンで不妊になるというのはデマ」という発言の存在は、河野太郎ワクチン接種推進担当大臣の公式サイト(『衆議院議員 河野太郎公式サイト』)の『ワクチンデマについて』という記事から確認することができる。
「ワクチン接種により不妊が起きる」
コロナワクチンに限らず、どんなワクチンに関しても流されるデマの一つです。
これまでのワクチンで、不妊が起きたことはありません。
source: 『
ワクチンデマについて』 (衆議院議員 河野太郎公式サイト)
https://www.taro.org/2021/06/%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9E%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.phpまた、
この河野太郎ワクチン接種推進担当大臣の記事から、問題の「ワクチン」が、mRNA薬剤であることがわかった:
EUの対外行動庁(EUの外務省にあたる)が4月に公表した報告書によれば、中国やロシアが、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンの信頼性を傷つけるような情報発信をソーシャルメディアなどを使って複数の言語で行っています。
source: 『
ワクチンデマについて』(衆議院議員 河野太郎公式サイト)
https://www.taro.org/2021/06/%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9E%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.php河野太郎ワクチン接種推進担当大臣の見解は、メインストリームメディアの報道記事においては「日本政府の見解」と記述されていた。「日本政府の見解」が明らかになるので、もう少し長く河野太郎ワクチン接種推進担当大臣の『
ワクチンデマについて』から引用しよう:
新型コロナウイルス感染症のワクチンに関するデマが流布されるようになってきました。
そもそもなぜ、ワクチンに関する正しくない情報が飛び交うのでしょうか。
EUの対外行動庁(EUの外務省にあたる)が4月に公表した報告書によれば、中国やロシアが、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンの信頼性を傷つけるような情報発信をソーシャルメディアなどを使って複数の言語で行っています。
また、ワクチンに関する偽情報やデマを監視している団体によると、TwitterとFacebookにあるワクチン関連のそういった誤った情報の65%はわずか12の個人と団体が引き起こしていることが確認されています。
中には医師免許を持っているにもかかわらず、デマを流す人もいます。
ワクチンデマを流す目的は、一、ワクチンを批判して、自分の出版物やオリジナル商品に注目を引き寄せて、お金を稼ぐ、二、科学よりも自分の信奉するイデオロギーに基づいて主張する、三、過去に誤ったことを発言したために抜け出せなくなっている、四、自分に注目を集めたい、ということが大きいと言われています。
日本で流布されるデマは、当初、海外で発信され、しばらくして日本にたどり着いたものが多くなっています。
source: 『
ワクチンデマについて』(衆議院議員 河野太郎公式サイト)
https://www.taro.org/2021/06/%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9E%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.php私がさらに河野太郎ワクチン接種推進担当大臣の見解=「日本政府の見解」について調べたところ、「日本政府の見解」は、他の記事にも引用され、正当性の根拠になっているていることが分かった。たとえば、次の記事だ:
河野太郎大臣や複数の専門家がデマだと指摘している「新型コロナワクチンで不妊になる」という話があります。
新型コロナワクチンは多くの人に使用されています。日本で使用されているファイザー製およびモデルナ製ワクチンも全世界で少なくとも数億人以上に使われており、ワクチンを接種した後に妊娠が判明した人も数多くいます。追跡調査も行われていますが、やはり悪影響は観察されていません。
source: 『
「ワクチンで不妊」はデマです 証拠のない主張に注意を』 (内科医・酒井健司の医心電信)
酒井健司2021年7月5日 9時00分
https://www.asahi.com/articles/ASP726W1GP72TIPE02Z.html【コメント欄へ続く】