日本は「西側」ではないよ。「西側の帝王の属国」だよ。それに、日本の「著名エンジニア」(私は知らなかったが私にそう言ってきた人がいたので便宜的にそういうことにしておく)は、DNSSECレベルのことを「難しい」と言っていた。日本が世界の情報技術を牽引したことはないね。
日本が「中国に勝てる見込み」もないね。なぜなら、そもそも底力が違うということもあるが(中国は古来から発明しまくってきた。歴史を調べてみ)、中国は建前として人を信頼する力がある。日本には万人を慈しみ育てるという風土もなければ建前すらない。
ヨーロッパが「躓いた」、その「躓きの石」は、やはり「万人を慈しみ育てるという風土もなければ建前すらない」ところにある。ヨーロッパや日本のような民主主義だと言いながら封建主義を固めようとする政治的な試みは、歴史的にみておそらく「失敗」なのだ。
西側のシステムが「必ず失敗するものだった」「失敗することが決まっていた」というより、時間の経過によって腐敗が誰の目にも明らかになってきて、維持が困難になったということだと思う。いま、我々は、たまたま、歴史の転換点にいる。
制度やシステムを変更するには、「富の移転」が必要だ。トランプ=マスク組がやっているのが「富の移転」作業だとすると、実質的な革命であると評価できる。「富の移転」がすばやく行われるのであれば、革命は成功するだろう。
革命家は、「富の移転」を素早くやらなくてはならない。素早くやれば必ず革命は成功する。
政治は結局金の話なのだ。いままでの西側のシステムによって、我々は、権力者から金をもらった人が平気で嘘をついたり、人を家や国から追い出したり、人殺しをするということを学んだ。
「誰にどのくらい富を持たせるか」というのが権力者である。権力者が「自分の周囲の少数の人だけを富ませる」のか、「みなにばらまく」のかで、社会のありかたは変わる。
「みなにばらまく」ほうが、権力者への支持は厚くなる。いままでは実質的な封建主義(金持ち独裁)だったので、「権力者の周囲はリッチ、それ以外はカツカツ」といった階層制であった。ここにマスク氏が乗り込んできて、富の移転作業をさくっと行い、「カツカツ層」に金をばらまけば、
マスク氏は既得権益層を簡単に出し抜ける。彼は従来の西側権力者より強い権力を持つことになる。中国やロシアのような国は権力者以外の人々も金を配られているので、マスク氏が同じやり方をしてマスク氏が支持を得られるかはわからないが、対抗者が西側の既得権益層レベルであればマスク氏は楽勝だろう
「カツカツ層」の一部は、中立ぽくふるまい利口ぽくふるまう「既得権益層の権威系工作員」に「マスクやトランプは独裁だ」「危ない」と煽られ、簡単に洗脳されている。「カツカツ層」は、「既得権益層の工作員(中級)」と自分の立ち位置を比べてみたほうがいい。
ちなみに、日本人はマスク=トランプ組の「革命」によって、すぐに金をばらまいてもらえる立場にはない。日本は合衆国の州ではなく、属国だからである。日本は彼らが「見つける」民主党の資産のなかから、自分たちの分を見つけて、要求する必要がある。
マスク=トランプ組は、自分たちの財の中から日本人に「日本人分」を取り分けてよこす前に、おそらく日本の「埃を叩いて」「日本人分を捻出する」ことを試みるだろう。日本人に手数料という「正当な分け前」を要求できるからだ(日本人にかえしてやらなければならない額を圧縮する)。
マスク=トランプ組が「Digital ID」を押し付けてきたら、もちろん拒否すべきだ。「革命の成功」と「新体制の樹立」は、別の話だ。分けて評価しなくてはならない。
私は東大で「一番難しい」と言われた刑法のゼミにいたし、政治のゼミにもいた(政治研究は私のライフワークなのだ)。私は出版社を起業したかったが、プログラムを書いたりサーバーを管理することもできるのだ。これら全部たいしたことじゃない。人はいろいろやれるのよ。やれない人は時間がないだけ。
時間があれば、私よりもっとうまくプログラムを書いたりサーバーを管理したり政治を研究したり法律(というかシステム)の不備を見つける人が出るだろう。それは教育の問題ではない。日本政府が日本人に金と暇を与えないだけ。それだけの話なんだよ。
アメリカに金塊があることは間違いがないよ。日帝政府は戦争が政府事業であることをいいことに「日本人の鉄砲玉労働代金」を支払わずに着服し、金塊として東京湾とかライカビルの地下とかに隠していた。GHQがそれらを掘って持っていったことは日本人は知っている。
アメリカの金塊は、かわいそうな日本庶民のものだよ。次に、日帝被害に遭った近隣諸国の被害者たちのもの。アメリカには金塊は不要。アメリカ政府は日帝の暗号を最初から破っていた。パールハーバーは「仕込み」だから、アメリカ政府は日帝政府の「共犯」だと評価できる。
いまや戦争を「国対国」で考える馬鹿者はそうはいない。戦争は、「政府要人」の「儲け事業」にすぎないのだ。「政府要人組VS庶民」という本当の構図で戦争を考えると、賠償金の取り分比率なども自ずから変わってくるんだよ。