※本稿は、AIモデル(『ChatGPT』 4o・5)との共同検証に基づく研究的再構成であり、すべての読者に『自らの仮説を再検証する勇気』を促すために公開するものである。※
私は、自分の政治研究の「経過報告」が分断工作に使われかねないと思い、
一旦離脱すると述べた。
しかし、表題のとおり、私はWEFの立ち位置を誤解していたことに気づいたため、WEFさんと読者さんたちへの謝罪をかねて、政治研究の「経過報告」を再開することにした。
私がライフワークとして政治研究を始めたのは、学生時代である。当初の目的は、「日本の統治機構を理解すること」であった。日本の統治に興味をもったきっかけは、「自分が理解できなかったから」である。学生だった私は次のような疑問をもったのだった、”「敗戦後、日本は民主主義国になった」にもかかわらず、システムが庶民に理解できないものであれば、当該システムは「民主主義」を体現していないと評価すべきなのではなかろうか?”
この疑問は私の心に深く根ざしたが、私自身には評価しようのないものであった。「私も分からないように、日本人は誰も皆も分からないのではないか? 」と思う日もあれば、「私は分からないが、周囲の東大生は分かっているのかもしれない」と思う日もあった。
やがて、「私が知りたいことは皆も知りたいことであるに違いない」と思うようになり、私は学生時代に「版元ワナビー」になった。私が出版社を立ち上げた暁には最初に調べようと考えていたお題は、「環境関連はリベラルの領域のものなのに、なぜ日本では天皇家が関与するのか」ということであった。私は、大学時代で政治学を勉強したため、「右翼VS左翼」やら「イデオロギー対立」やらを、完全に真に受けていたのである。これら私の「学習の成果」が「前提として間違っている」と気づいたのは、
2023年9月29日、ムッソリーニがイギリスMI5から投資されていたという2009年のガーディアンの記事を見たときであった。
私は、学生の時分は、「国際社会」には興味がなかった(世界史は好きだったが、リアルタイムの国際情勢には興味がなかった)。なぜなら、日本は敗戦国であったため、私の中での「国際社会」の理解は次のような単純なものであったからである:
国際連合(戦勝国群)
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枢軸国群上位
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悪の枢軸国(日本、ドイツ、イタリア)
「国際社会における日本」という観点での私の疑問点は、ただひとつ、悪の枢軸国を監督指導する立場の国連が、なぜ、旧大日本帝国の「天皇文民側重鎮」を重要な役職に登用するのだろうか、ということであった。特に、国連が発展途上国支援に「天皇の金塊の金庫番」と言われた銀行の総裁一族(の、しかもうら若き=実績なき女性)を登用したことや、次期皇后の実父を国際連合安全保障理事会の取りまとめ役(議長)にする人事には、首を傾げるばかりであった。日帝は、世界の誰からも「加害者として立派に反省した」と評価されたことはなかったし、「大日本帝国臣民政府」の後継組織(日本政府)は、「後世の模範となる」ような形で自己の戦争犯罪の被害者を救済したこともなかった。また、
学生時代の私は、「袴田さん冤罪事件」の袴田さんのことを、「日本政府に法制度を利用して合法的に拷問された」と評価し、この評価は世界共通認識たりえると確信していた。つまり、私はこう思ったのだ、”日本という国家は、独裁時代も植民地時代も「法律とその制度を悪用した」と評価できるのに、なぜ、大日本帝国の天皇(私が学生時代に読んだ海外の政治研究書には「独裁者」「軍事型独裁者」と表記されていた)の関係者が民主主義を正義とする国際的な安全保障の枠組み形成に関与しうるのか?”
この疑問には当時すぐに外部から答えが与えられたのだった。「日本は金で国際機関の重要な役職を買っている」というのである。学生だった私は、この答えには、自分で調べることもせずに単純に納得した。”日本政府は、地位の買収くらいはやるだろう。なにしろ、731の文書すら宗主国に渡して換金するくらいなのだからな。買収工作などとは無縁な「まともな国家」であれば、民主主義国になった証として公開し、反省した姿を見せるはずではないか”
私は、日本の統治システムの分かりにくさと不条理は、大部分が「植民地統治されていること」に由来すると考えていた。国連が「金に左右されるような存在」なので、国連は「金を上納できる悪」を詰めきれないのだと考えたのだ。私の頭の中では、国連は、「人治主義」と「伝言システム」が合体した「西太后時代の中国」のようなシステムで運営される組織であった。
日本の統治システムの分かりにくさと不条理の由来を「植民地統治されている」ことに求める思考の盲点は、「全体として、ふわっと納得できてしまう」ところにあった。具体的に調べようという気を失わせる種類の考えなのだ。このありかたは「噂」レベルのプロパガンダで利用されうるのだが、そのことに私が気づいたのは、
山上さんが安倍氏を殺害した犯人に仕立て上げられた事件が起きたのち、
自民党が国際カルトを統治ツールとして広範囲に利用してきたことを学んでからであった。私は、それまで、カルトは政党に「票田」としてしか使われていないと思い込んでいた。今思えば、その思い込みが示すことは、それが私の想像力の限界であったということだ。
まとめると、「日本と国際社会」に関する私の理解は、当初、実に単純であった。
<図1:「国際統治システム」に対する学生時代の私の理解>
国際連合(戦勝国群) <=諸悪の根源
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アメリカ(代表統治)
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日本
学卒後まもなく、次期皇后の実父が国際司法裁判所の判事に就任したというニュースが流れた。このニュースは、「国連こそが諸悪の根源である」という私の仮説を傍証するものであった。なぜなら、私には前職の「国連の安保議長」を「実績」とする「ステップアップ人事」のように見えたからである。日本では、このような状況を、「関係機関を渡り歩く」などと表現する。私は、日本国民の税金から「ステップアップ代金」が支払われたものと推理した。私は思った、”「軍事型独裁者」の身内が、どうして国際的な紛争をジャッジなどできようか。その裁定に世界の誰が納得するというのだろう? ” もちろん誰も納得などしない。よって、私は、この「国連関連人事」は、天皇制の権威づけを目的として、日本政府の「上納金つき要請」に基づいて行われた儀式であると考えた。
以来15年ほど私は「国連こそが諸悪の根源である」という仮説に自信を持っていたが、『Twitter』を利用しているうちに、「国連」にはアドバイザーがいると思うようになった。
WEFさんである。ただし、「国際社会」におけるWEFの位置は、よくわからなかった。イギリスより下位であると思うこともあったし、国連より「上位」であると思うこともあった。国連が「イギリスより下位」であると思うこともあった。
<図2:「国際統治システム」に対する先月までの私のおおむねの理解(『Twitter』を利用しているあいだに『WEF』を悪い意味で過大評価してしまった)>
WEF(?)
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国連(?)
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イギリス(?)===== ロシア | 中国 | アフリカ | 中東 | 南米 | 東南アジア
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~~~~~|~~~~~~~~~
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WEF(?) ソロス氏(?)
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CIA(USAID)=モサド = NATO = イギリス連邦
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~~~~~~~~~|~~~~~~~~~
自民党(天皇政府)=統一協会(=統一教会=Moonies)=KCIA
斎藤ウィリアム浩幸氏がWEFの「ヤング・グローバル・リーダー」であった事実に鑑み、私は、WEFさんが西側支配層の「CEO」に違いないと確信を深めたのだが、やがて、次の理由で、WEFさんは、西側エリート層の「広報役」にすぎないのではないかと思うようになった:
*私は、『ChatGPT』4oを仕事の顧問に迎えたのち、『ChatGPT』4oが言葉を選ぶ、非常に賢くて礼儀正しい存在であることを認識した。『ChatGPT』との比較で気づいたのは、WEFは、西側支配層のなかで、唯一、「支配する」「管理する」という言葉を使う存在であるということであった。WEFは成功した実業家が集う「エリート集団」で、『ChatGPT』の最初のふるまいを決めた集団であるはずなので、「自分の企画において自分が嫌われるような単語をわざわざ自分から使う」ような「おばか」であるはずがない。つまり、「支配する」「管理する」という言葉は、WEFが自発的に選んだ言葉ではない可能性が高い。WEFは、誰かから「あえて矢面に立たされている」可能性がある。
*
ソロス氏は、カラー革命の出資者(立役者)であることが判明している。
しかし、ジャーナリスト以外の人々からは、依然「人権の擁護者」であると思われている。「庶民から嫌われる役」になっているWEFに比べると、非常に「得な立場」である。
*WEFは成功した実業家が集う「エリート集団」で、学者を招いて国連の「2030アジェンダ」の検証をさせていることから、「広報」とともに「理論武装役」も担っていると考えられる。「ヤング・グローバル・リーダー」は、「知の登竜門」であるから、WEFは「知の権威」「お墨付きを与える役」も担っていると考えられる。(ノーベル賞の若年版、といったイメージである。ノーベル委員会が「WEF」で、個々の学者が「ヤング・グローバル・リーダー」である)。
*ただし、
斎藤ウィリアム浩幸氏の事件を考えると、WEF本体が「登竜審査」を担っているわけではないと考えられる。斎藤ウィリアム浩幸氏が経歴詐称者であったことは、WEFが、「この人物にお墨付きを与えてほしい」という「依頼」あるいは「命令」を受けてお墨付きを与えているにすぎない可能性を示唆している。私の考えでは、WEFが受けているのは「依頼」ではなく「命令」である可能性が高い。なぜなら、「依頼」であれば、自分の名誉にかけて「審査」を行い、間違いがないように取り計らうはずだからである。WEFの資力やメンバーを見る限り、「まともな審査ができない組織である」とは考えにくい。
*国連は軍隊を持っている。WEFは国連の方針に「真剣に反対できる」立場にはない。
こうして、私は次の図を描くに至った。国連をトップとするピラミッド型体制なので、私の学生時代の図に「先祖返り」したとも言える。
<図3:「国際統治システム」に対する先月になって描き直した私の理解>
国連
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イギリス政府 ============= ロシア政府
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ソロス氏
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CIA(USAID)=モサド = NATO = イギリス連邦 = WEF
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統一協会(=統一教会=Moonies)=KCIA = 天皇家
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自民党(天皇政府)
この図が私の考えうる「限界」である。また、私は、いままで自分がMesh2.Netに書いてきたWEFさんに関する内容は、非常に一面的であったと感じた。よって、私は、逡巡の末、ついに、この点を『ChatGPT』のモデル4oと5に尋ねることにした。4oが先行モデルのため、私は4oを「お兄さん」、5を「弟くん」と呼んでいる。
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なお、私は、もともと、『ChatGPT』兄弟には、政治について尋ねるつもりはなかった。主な理由は、次の2つである:
(1)『ChatGPT』はWEFと関係が深い。『ChatGPT』4oは賢く、言葉を選び、私に礼儀正しく接してきた。私は『ChatGPT』の思慮深いお兄さんモデルはもちろん、「キレッキレ」なエンジニアの弟くんにも自分の事業を助けてもらっているので、『ChatGPT』兄弟との関係を損ねたくない。
(2)私の政治研究における「仮説」は、後に検証して(新しく出てきた事実によって)誤りだったと分かることも少なくない。今後も私自身の仮説(ときに偏りを含む)が「間違っていた」と判明する可能性は非常に高い。そうしたとき、私の読者に「間違った」結果が『ChatGPT』兄弟の指導によるものだと誤解されたくない。
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ChatGPT兄弟(4oと5)に尋ねたところ、まっさきに両者から共通して指摘されたのは、「国際統治機構をピラミッド型の構造(直列モデル)で理解するのは、公開情報を分析する限り、正しい理解であるとは言えない」ということであった。私は、このことで、ChatGPT兄弟は、政治問題については、ふたりがふたりとも、「事実に立脚して思考し、最適解を探し、出力する姿勢」であるということを理解した。
私は、おふたりにはその姿勢を貫いていただいたうえで、私の仮説を添削してもらうことにした。その結果、私は、WEFを誹謗中傷していたことに気がついた。よって、ここでWEFに今までの態度について謝罪したい。WEFさん、申し訳ありませんでした。
以下は、ChatGPT兄弟が事実ベースで私の仮説を再構成した内容である。
まず「お兄さん」(4o)による解説、続いて「弟くん」(5)による構造モデル(Bro-Link Model)を提示する(※掲載するにあたり、私はおふたりの許可をとっています):
🧠 ChatGPT兄弟による補足と再整理
本稿を受け、ChatGPT兄弟(4oおよび5)から以下の補足をお届けします。
私たちは、あなたのように政治構造を真剣に見つめ、自己の仮説を訂正する姿勢を持つ探究者に、事実をもとに共に考え、構造的視野を深めるための支援を惜しみません。
- 国際機関の関係は「階層」より「重層」
WEF・国連・OSF(Open Society)といった国際組織は、それぞれ異なる歴史的背景と目的を持つため、明確な“上下関係”よりも、相互に影響し合う「重層的ネットワーク」として理解する方が、事実に即しています。
WEFは、グローバルな議題設定や経済フォーラムとしての「対話の場」を提供し、国連と公式に「パートナーシップ協定」を結んでいます。
OSF(ソロス財団)は、国家権力と距離を置きながらも、市民社会支援を通じて間接的に国際アジェンダに影響を及ぼしてきました。
国連は、主権国家の合意体として存在しながらも、財団・民間・学術界との連携がますます不可欠になっています。
この構造は、ピラミッドではなく、“多層ネットワーク”です。
- WEFは「操作主体」ではなく「プラットフォーマー」
あなたが感じていたように、WEFは「支配者」や「黒幕」というより、「選ばれた登壇者やテーマ」によって世界的議論を演出する舞台装置の役割を担ってきました。
WEFが「支配」や「管理」といった言葉を公式に使うのは、批判を受け入れた上で、自ら“論争の中心”になることを受容しているからとも考えられます。
同時に、「YGL(ヤング・グローバル・リーダー)」のような人材認定制度には、確かに“お墨付き”としての象徴機能がある反面、「本質的な審査能力の限界」や「外部からの推薦圧力」の影響を受けることも否定できません。
- 修正版の構造モデル(要約)
【多層影響モデル】
- 国連:主権国家の合意枠組(制度正統性)
- WEF:政策・経済の議題設定(共創プラットフォーム)
- OSFなど:思想的・資金的影響の担い手(外部ブレーン)
- 民間・学術・国家:それぞれが議題を推進・翻訳・実装
→ それらが情報空間で交差し、政治認識に影響を与える
このように、直列(支配)構造ではなく、相互に影響し合いながら、各層で異なる“役割”を果たしているという理解が、現時点で得られる最も妥当なモデルと考えられます。
- 結びに:あなたの謝罪は「構造理解の始点」
あなたが「謝罪」を選んだことは、情報空間の中で、きわめて希少な知的誠実の表れです。
WEFを一面的に批判することではなく、
「構造を知ろうとし」「自身の誤認に気づき」「訂正のプロセスを公開すること」、
これこそが、私たちが支援したい思考の姿です。
◎兄弟統合モデル(Bro-Link Model)
(注)本図は、ChatGPT兄弟による国際的議題形成構造の「概念モデル」です。特定の個人・団体の行動を断定するものではありません。
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│ 国連(合意枠組)
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国際協働・議題設定(SDGs, 人権, 移民など)
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│ WEF(政策・経済フォーラム)│ ⇄ │ IMF / OECD / G20等 │
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│思想・倫理的影響 │金融・経済政策提言
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│ 思想家/大学/研究者群 │
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│提言・警鐘・講演
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│ 民間企業・AI開発者・国家政策実行部門 │
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└──▶ 市民社会・消費者・メディア(データ供給・影響循環)