嘘から始まった高市首相の政治家人生。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/387673/2というが、「34年前に自ら堂々と『経歴詐称』を認めていた」というところが引っかかる。
「バレないようにしよう」というより、「バレても問題がない」と考えておられたようにしか見えないからだ。
小池都知事のキャリアについての本を読んだときにも、都知事のキャリアの初期には同じ「あっけらかん」としたものを感じた。
おふたりとも、ご経歴の初期は、ご自分が大物政治家になるとも、「経歴を盛ることがまずい」とも思っておられなかったのではないかという気がしてならない。
妻殺害嫌疑県議が「自分は逮捕されない」と考えておられたのではないかと私は思っているのだが、都知事も首相も県議も、まずいことをまずいと思っていない(むしろ積極的に「問題がない」と思っておられる)ところが、通底している。三人の自信の源は同じであるように見える。
都知事が政治家になることはお父上の悲願であり、首相は最初に落選を経験しておられたそうだ。おふたりは世襲の「すんなりうまくいったエリート」ではなく、「まずなんとしてもデビューしなくてはならないという立場」におられたことが共通している。
言い方をかえると、おふたりとも、政治家として歩み始めたころは、「デビューするので精一杯だった」のではないかという気がする。
「世襲のエリート」は、デビューがすべて「お膳立て」の中で進む。首相と都知事は、ご自分に近づいてきたある特定の属性を持つ人々(政党関係者)のことを、「自分にもお膳立てをしに来てくれたスタッフ」としか認識できなかったのではないか?
入党にあたって、同一のレクチャーを受けたとしか思えない(都知事の場合は、そうしたスタッフの前に、お父上からよく似たレクチャーを受けておられた可能性が高い)。
首相も都知事も「豪快な人柄」のようだから、その手の「スタッフ」(とおふたりが認識している人)から、「プロフィールが弱いですよ。華がない。目立たない。落選しそうですよ。こう盛るべきです」と言われたら、「あっ、そう? プロが見て強く見えたほうが当選するというのなら、そうするわ。当選しそうなほうの策でやってちょうだい」くらいのノリで了承してしまったとしても不思議はない。
首相も都知事も「度胸のいい美人」というプロフィール一本でいけたと思う。
「度胸がいい」というのは、女性にはひとつの特技である。「度胸がいいだけの男性政治家」を尻目に余裕で頭角を表せたはずだ。
こうなってみると、首相も都知事も、「毒まんじゅうを食らわされていた」可能性が否定できないと思う。
首相と都知事の起死回生の一発は、自分たちに「売出し指導」をした人物、ご自分に「毒まんじゅう」を食らわせた人物が誰なのかを暴露することだ。